本日、上京して台風18号の被害に対する国の支援について、内閣府の西村副大臣
の他、国土交通省、農林水産省、総務省などに対して要請活動を行いました。

特に、滋賀県内の市長さんから指摘をいただいている点を重点的に要請しました。
お願いしたいことはたくさんあるのですが、特に以下の点についてお願いをしました。


・国の強烈な縦割り行政が故に、網羅的な支援策を迅速に提示できていない現状を
　改善すべきこと

・果樹農家等、共済制度がなかったり、あっても掛金が高いため現実には機能して
　いない状況の中で、支援を工夫できないか

・被災者生活再建支援制度の要件を実情に合うように見直す必要があること

・大規模な山地災害が起きているため、治山、林業用施設の災害復旧事業をできる
　限り早く行う必要があること


この他、事務方で対応できる点については、担当の方々に対応をお願いしています。

一つ一つ前に進めるしかありませんが、一刻も早い対応を心がけます。  

台風18号の災害復旧の件で、栗東市長さんのところに伺いました。

野村市長は、台風18号による被害の応急対応で、ほとんど眠る時間がない
毎日を過ごしておられました。応急対応の目途がついたからだと思いますが、
以前より顔色が少し良くなっているように感じました。

今回の市長の誠実で真剣な対応には頭が下がりました。

現場の最前線で陣頭指揮をとられる中、当初思うように対応が進まず、自らの
人間関係を駆使して建設業界の方々や近隣市町村の協力を取り付け、
対応に当たってこられました。

県や国の対応が遅く、市長をずいぶんイライラさせてしまいました（もちろん住民の方々にも）。

復旧、そして被災された方々の生活再建には、国の対応にもまだまだ課題があります。
妥協することなく全力を尽くす決意を新たにしました。  

先週一週間は、台風18号に伴う災害の対応で地元と東京を往復する毎日でした。
関係する省庁にヒアリングをして可能な対応を洗い出す作業を繰り返しました。

①農業被害に関わる激甚指定の見込みが立ったこと

②県による被災者生活再建支援制度を早期に実現するため内閣府から
　後押しをしてもらうことを確約してもらう

といった成果を上げることができました。

あと一押しのところまで来ました。

今週、滋賀県の国会議員団で上京し、最後の要請を行います。

それにしても、災害復旧に関係する省庁が多く、一通りのヒアリングに何日も
かかってしまいました。

内閣府の防災担当の機能を強化、情報を一元化し、迅速な対応ができる体制を
求めていきたいと思います。